オーストラリアドルとは

【Q&A】経験者の基礎教材の始め方は?

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 Q

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私は学生時代にオケでバイオリンを始めたのですが、慣例で先輩から何となく習い、3rdポジションが弾けるようになったら、オケに入って弾くという感じで、テクニック的な部分は全くせずでした。

オケでみんなで弾くのは良かったのですが、一人で弾くと音程や音の汚さが気になり・・・。

もう一度やり直したいと思い、出産前は個人レッスンに通ったりしていましたが、基礎が無く、中途半端に弾ける大人相手だと先生もやり辛いようでした。

今は、子どもの教育費などもあり、習うのはなかなか・・・と思っていたところに、こちらのHPと出会い、目から鱗でした。
テクニック的な部分を順を追って、分かりやすく書いてくださっていて、本当に感激しています。


出来れば、もう一度基礎をしっかりやりたくて、こちらのHPで紹介されている、小野アンナ、ポジションエチュード、セブシックを購入してみましたが、どうやって進めていけばよいでしょうか?

個々の詳しいところは分かるのですが、毎日の練習のペースがつかめなくて。一日30分~1時間程度なら練習時間が取れるかと思います。

あつかましい質問のようで申し訳ありませんが、私のような中途半端な初心者、でも、テクニックが・・・というタイプにはどうやっていけば良いか教えていただけるとうれしいです。

以前、個人の先生についていたときには、篠崎の3巻(黄土色)までやっていました。

ポジション移動、重音などがすごく苦手です。

よろしくお願いいたします。

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 A
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元学生オケママさんのように、ある程度弾く技術を身につけたものの、基礎がぐらついていることで、ポジション移動が苦手になる方によくお会いします。

状態を推測し、私ならこのように教材を進めるだろうとの考えに基づいて、ざっと書いてみます。


・「右手の基礎練習 」から、指弓、指弓反復運動、①弓先トレモロ~④マルテレまで

・セヴシックOp.1-1  No.1~4 週毎に一段づつ進める

・セブシックOp.1-1 No.11  No.1~4

・ポジションエチュード  各ポジションン 無窮動 → ⅠまたはⅡ

・ビブラートの練習

・小野アンナ 音階教本 

音階を弾くご経験があまりなかったのであれば、まずはP.7第1ポジションスケールを一週間毎に進めてください。各々の調の指幅を確認しながら弾きましょう。
指幅やポジション移動にさほど抵抗がなければ、P.15 2オクターブスケールで、第3ポジションで弾けるものから始めると良いでしょう。
どちらにしても、数日は同じ調を弾いてから、別の調をやってください。
数日同じものをさらった方が、音程が安定します。


おそらく、ここまでで小一時間かかると思います。
慣れるまでは、少しづつ無理のないようにされることをお勧めします。

右手の基礎練習 は、まずは④マルテレ までを毎日さらえば右手の脱力とテクニックが身に付いてきます。
お会いしてないので推測ですが、ご自身の出す音にお悩みのご様子から、おそらく右手に相当問題を抱えていると察します。
まずは、脱力を意識した指弓の練習からお始めになり、余裕が出来たら元弓デタシェなどにトライしてみてください。


セヴシックOp.1-1 No.1~は、左手の安定を目指すべく、一段づつ一週間毎に進めることをお勧めします。
簡単だからと、一日で先に進めず、良質の音を意識して同じものを数日やってください。
また同時に、ポジションエチュードの第1ポジションの無窮動を各調を一日ごとに変えて、手の形が安定するようさらうのも有効です。


ここでちょっとしたポイントがあります。
HPではまだ記載しておりませんが・・・共鳴音はご存知でしょうか。
ヴァイオリンは開放弦GDAE(ソレラミ)が共鳴します。
例えば、G線の第1ポジションならばラ、D線ならばミ・ソ、A線はレ、E線はソラが共鳴します。
上記の音がオクターブにあたるところを押さえれば楽器の響きが増え、共鳴します。
楽器が「この音程は合っているよ」と教えてくれるのです。

こうして、共鳴をセヴシックのような単調な指の運動の時に感じて練習をすれば、手の形の安定にもつながります。
ここで弦のツボを押さえる訓練を積み重ねれば、重音を弾くときにもこの感覚が使えます。
一度に、複数の弦を押さえるとき、共鳴音を知っていれば、指先のちょっとしたズレを修正する感覚が早くなります。

注意は、大前提として調弦がきっちり合っている状態でやってください。
そうでないとツボが狂って、練習の意味が失われます。

この共鳴音を意識して、音階もさらってください。
ポジション移動をもうすでに経験され、苦手とされておられるご様子なので、ポジションエチュードですべてのポジションを経験後は、小野アンナP.11~14を練習されてください。
実践的に良い練習になります。

ですが、第3ポジション以上の学習は一つの壁です。
ご趣味の範囲で、どうしても高い音が弾きたい!などといった先を急ぐ理由が無ければ、しっかり身に付くまで第3ポジションをさらって、また第3ポジションまでで弾ける曲を多く弾き、音程とポジション移動を十分にこなすことをお勧めします。

また、教師がいれば、姿勢チェックなどができるのですが、そこが難しいとのお話ですので、携帯の動画や、ビデオなどを利用して、ご自身の姿勢&手の形チェックをされてください。
動画は客観的に自身を見るには持ってこいのツールです。



学生オケママさん、ご質問ありがとうございました。

またわからないことがありましたら、お気軽にご質問くださいませ。(*^_^*)


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