オーストラリアドルとは

調弦の指導時期

調弦は、早めの時期から指導することを推奨します。

 

指導するタイミングは、4弦を学習し、左肩と顎でヴァイオリンを支え、左手でアジャスターを回しながら弾くことができるようになったら開始します。



<指導順>

まず、A線をピアノの音に合わせて、どちらでも良いですからアジャスターを回し、音が高くなるか低くなるか、の感覚を持たせます。

この際、生徒は音程の高い低いの差がわからないことが多いので、教師が指示をします。

自宅では、ピアノのある家庭ではピアノで音取りをし、無い家庭ではチューナー(442Hz)の使用を勧めます。

レッスンでは、ピアノから音取りをさせます。(家庭にピアノ等が無い生徒はレッスンだけが音を聞いて訓練する場となりますから、ピアノから音を取らせてください)

 

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次に、D→G→E線の順に、ピアノの音に合わせます。

調弦は必ず、A→D→G→Eの順にやるものと最初から指導してください。

ピアノから音を取るので、生徒は自宅でなんとなく端のE線から調弦をしようとしてしまいます。

 

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しばらくこの方法で調弦をし、様子を見て五度調弦に移ります。

完全五度にならないとうねりが聞こえることを教えます。

これも最初のうちは、生徒は音程の高低がわからないことが多いので、教師が指示して生徒自身でアジャスターを回して調弦させます。

2弦が安定したボーイングで弾けるようになるのは難しいですが、調弦指導の流れのなかで、弓の圧力やスピードで音程が変わってしまうことを体感していけます。

家庭では、まず五度調弦をやり、それからチューナーで答え合わせをする、という流れで合わせてるようにしてください。

もちろん、純正調であわせればGが低くなり、チューナーではGが低い表示がでますが、初期の段階ではこの辺りのわずかな音程差まではわかりませんから、あまり神経質にならないことです。

 

 

なにはともあれ、生徒には調弦はどんどんやらせてみることです。

 

私自身は、子供のころに習った先生に調弦を教わったのはヴィヴァルディ辺りでした。

そのため、指導を始めた新米教師の頃は、生徒は調弦がなかなか出来ない難しいもの、とも思っていました。

ですが、考え方を変え、早期にやり方を教えるようにしてみると、大した問題にならないことと実感しました。

むしろ、調弦を生徒自身でやらせれば音感が良くなります。

 

ヴァイオリンのレッスンは、週に1度が普通です。

レッスン以外の日に、家庭で調弦が狂ってしまったらどうやって調弦するのか、という問題もあります。

調弦が合ってないと、普段の練習で左手のシフトが曖昧になってしまい、良い練習ができません。

 

発表会でも、5度調弦を指導した生徒には、調弦をさせるようにしましょう。

もちろん、舞台裏で教師が調弦をあらかじめしておき、生徒は舞台上で確かめる程度で良いのです。

人前で弾くときには、調弦をしてから曲を弾くものとして習慣づけるのです。

 

調弦指導に対して、慎重な教師が多いと感じています。

こういうもの、と、最初から教えていけば、調弦は大した問題にはなりません。

 

一番危険なのは、生徒ができないもの、として見てしまうことです。

これは、自戒も含めて記しております。


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